棚田米を使った中川村アイス

棚田米を使った中川村アイス

長野県 伊那路 スイーツ

中川の棚田米、アイスに 特産化や食育推進へ

信濃毎日新聞(2022年5月10日)

 中川村が加盟するNPO法人「日本で最も美しい村」連合のサポーター企業「美しい村づくりプロジェクト」(東京)は6月1日、同村の棚田米を原材料にしたアイスの販売予約の受け付けをインターネットのクラウドファンディングで始める。段丘状の地形に点在する村内の棚田を保全しながら、棚田米の特産化や子どもたちの食育推進につなげる考えだ。

 商品名は「中川村アイス」。棚田で収穫したコメで甘酒を仕込み、ココナッツミルクと合わせて仕上げる。アイス製造・販売の「BEATICE(ビートアイス)」(横浜市)に製造を任せる。同社は現在、千曲市も含め全国11カ所の棚田のコメを使ってアイス製造をしており、収益の一部は棚田保全のために農家らに還元している。

 美しい村づくりプロジェクトの北山幸朋さん(51)が、BEATICEに中川村を紹介したことがきっかけで商品化した。アイスは甘酒とココナッツの風味の「高尚な味わい」という。6月から300セットを販売する予定だ。北山さんは「地元の食育に使うなどして棚田があることの意義を知ってもらえるといい」と期待している。

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