見頃を迎え始めたハナショウブ

見頃を迎え始めたハナショウブ

長野県 伊那路 花・紅葉

梅雨空彩るハナショウブ 豊丘でスイレンと

信濃毎日新聞(2022年6月17日)

 豊丘村神稲の佐原地区にある「大平(おおびら)しょうぶ園」のハナショウブやスイレンが、見頃を迎え始めた。しょうぶ園は標高700メートルの谷間に広がる静かな農地。16日は梅雨空にハナショウブの鮮やかな紫色が映えていた。

 佐原地区から岡谷市に移住した唐沢通子さん(86)夫妻が24年前、畑が荒れないようハナショウブなどを植えた。ピンクや白のスイレンも水面を彩り、涼しげだ。

 夫の修治さんは2018年に88歳で亡くなった。現在も地元の人たちの手を借りて手入れを続けており、唐沢さんは「(修治さんも)咲いた花を見て喜んでくれていると思う」。

 ハナショウブは23、24日ごろがピーク。無料。問い合わせは豊丘村観光協会(電話0265・49・3395)へ。

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