軽井沢町の軽井沢ウエディング協会は、福井県内のメディア関係者を招き、「軽井沢リゾートウエディング」をテーマに、軽井沢での過ごし方を体験してもらうツアーを行った。2024年春の北陸新幹線(長野経由)敦賀延伸を見据え、同町と福井県が3月に連携協定を結んだのを機に誘客につなげようと、同県向けとしては初めて企画した。
ツアーには、テレビ局や結婚式プロデュースに携わる会社など4社計6人が参加した。同協会は、結婚式場視察の他、名所巡りやアクティビティー体験も用意。福井出身の衆院議員だった八田裕二郎(1849~1930年)が建てた軽井沢での日本人第1号別荘「八田別荘」見学や、旧軽井沢銀座通りなどでの人力車体験もある。「軽井沢での結婚式とセットで楽しんでほしい」と呼びかけた。
「ウララコミュニケーションズ」(福井市)のウララメディア営業部チーフ、林田佳夏さん(35)は「歴史的な別荘を保存するなど、自然を楽しみつつ知的好奇心もくすぐられる取り組みが印象的」。同協会副代表の沢崎光洋さん(57)は「新幹線延伸で、年配の方でも軽井沢に来やすくなる。親子3代で足を運んでほしい」とPRしていた。