しなの鉄道（上田市）のラッピング列車「晴星(はれぼし)」で佐久地域の日本酒やワイン、クラフトビールを楽しむ「佐久地域のお酒飲み比べほろ酔いツアー」が１１月１２日に行われる。地元の酒の魅力を多くの人に知ってほしいと、県佐久地域振興局（佐久市）が初めて企画した。先着順で２８日まで募集している。

　晴星は、県が佐久地域の星空をＰＲしようとしなの鉄道に協力を依頼。昨年９月から運行している。浅間山、八ケ岳、宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）のパラボラアンテナをイメージしたデザインが、星空の絵と一緒にあしらわれている。

　シニアソムリエで利き酒師の岩下順子さん（小諸市）と利き酒師の小山英浩さん（小海町）の解説を聞きながら、佐久地域の１３蔵の日本酒を飲み比べする。長野駅に午前１０時に集合し、１０時３０分発。午後２時２７分に軽井沢駅に到着し解散する。小諸駅で途中下車し、小諸城址(じょうし)懐古園などを自由に散策。車内で試飲した酒を同駅近くの公園「停車場ガーデン」で購入できる。

　定員６０人程度。参加費は運賃と懐古園の散策券代を含め３５００円。申し込みと詳細は同振興局商工観光課のホームページで。