多くの観光客が見守る中、雪づりを行う庭師=兼六園

多くの観光客が見守る中、雪づりを行う庭師=兼六園

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兼六園で雪づり始まる

北國新聞(2022年11月2日)

 雪の重みから木々を守る「雪づり」が1日、兼六園で始まり、観光客ら多くの来園者が名園の冬支度を見守った。

 初日は高さ約10メートル、枝周り約26メートルと園内随一の枝ぶりを誇る「唐崎松(からさきのまつ)」などで作業した。庭師ら13人が、高さ約14メートルの芯柱のてっぺんから数百本のわら縄を放射状に投げ下ろし、枝に結び付けた。竹本昌弘さん(62)=愛知県稲沢市=は「初めて見て感激した。職人さんの技に圧倒された」と話した。

 12月中旬まで庭師や造園業者ら延べ500人が松、ツツジなど約700カ所に雪づりを施し、冬に備える。

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