佐久市と実行委員会は26日、同市のJR佐久平駅南側を発着点とする新たなハーフマラソン大会を来年10月に始めると発表した。スタート・ゴール地点が駅から近いといった点を前面に出し、北陸新幹線(長野経由)を使う首都圏などからの出場も想定。浅科地区の田園や浅間山の景色を楽しめることもアピールし、出場者4千人規模の大会を目指す。同日、大会名の公募を始めた。
来年10月22日に開催。市内で開かれてきた「佐久鯉マラソン」「佐久市ハーフマラソン」「元旦マラソン」の既存3大会を統合し、新たな大会にする。市教育委員会によると、交通を規制せずに開いてきたこの3大会は「参加者が伸び悩んでいた」との事情があり、安全な大会の新設を検討してきたという。
新たな大会は市街地の市民交流ひろば前をスタートし、ブランド米「五郎兵衛米(ごろべえまい)」で知られる浅科地区の田園地帯などを駆け抜けて同ひろば付近に戻るコース。5キロ、1・5キロの種目も設け、6月にランナーを募り始める予定。トップアスリートとの交流も計画する。
市役所で柳田清二市長と記者会見した伊坂倉一実行委員会長(70)=市スポーツ協会長=は「走る楽しさを感じ、笑顔でゴールインできる大会にしたい」と話した。