長野県南佐久郡佐久穂町と小海町にまたがる白駒の池(白駒池、標高2115メートル)周辺でコケが見頃を迎え始めた。7日も池を巡る遊歩道や周辺の登山道からは濃淡さまざまな緑色が倒木や地面など一帯に広がり、神秘的な光景が広がっていた。
池近くの山小屋「青苔荘(せいたいそう)」によると、周辺にあるコケは約200~300種類、八ケ岳連峰全体では500種類ほどが生息している。主人の山浦雄大(たけひろ)さん(32)は「コケは光合成に水分が必要なので、梅雨時のこれからが見頃。雨上がりに見るのが一番いいですね」と話す。
山形県西川町から友人と訪れた自営業女性(32)は「初めて来たけれど、こんなに幻想的な場所はなかなかない」と感動していた。
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