新潟、富山、石川3県の道の駅で7月21日から北陸「道の駅」カードの販売が始まる。3県の56駅が参加し、1枚200円で一つの駅ごとに限定千枚を販売する。道の駅を訪れるきっかけをつくる取り組みで、関係者は新型コロナウイルス禍で落ち込んだ来場者の増加に期待を寄せる。
北陸「道の駅」カードは、北陸「道の駅」連絡会が発行する。縦約5センチ、横約9センチの名刺大で、プラスチック製。表には駅名や外観を中心に特徴を伝える写真を載せ、シリアルナンバーが入る。裏面には所在地や営業時間など基本情報と駅のおすすめポイント、隣接の駅などがまとめてある。
新潟県内で道の駅として初めて登録された駅の一つ「豊栄」(新潟市北区)のカードは、建物や「道の駅発祥の地」の石碑の写真を掲載。おすすめ情報では、施設裏にある「ダチョウファーム」を自由に見学できることなどをアピールしている。
北陸3県の道の駅は新潟42駅、富山16駅、石川26駅。このうちカードを販売するのは新潟30駅、富山11駅、石川15駅となっている。56駅全てのカードを集めると、「北陸3県制覇」としたコンプリートカードが手に入る。応募台紙は最初にカードを購入した駅で受け取る。
「道の駅」カードは2016年に福井県で始まり、現在は北海道と北陸、九州を除く各エリアに拡大している。
道の駅には記念のスタンプや切符があり、カードは道の駅ファンにとって新たな収集アイテムとなりそうだ。北陸「道の駅」連絡会事務局は「それぞれの道の駅でしか当該のカードを買うことができない。カード集めを訪問の一つのきっかけにしてほしい」としている。
問い合わせは北陸「道の駅」連絡会事務局、025(282)7897(土日祝日を除く午前9時〜午後5時)。