漆で塗った奉燈の巡行準備をする若衆=七尾市石崎町

漆で塗った奉燈の巡行準備をする若衆=七尾市石崎町

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漆黒塗りで初巡行 5日、七尾で石崎奉燈祭

北國新聞(2023年8月5日)

 七尾市石崎町で5日に開催される七尾四大祭りの一つ「石崎奉燈祭(いっさきほうとうまつり)」で、同町西2区が新調した奉燈が黒い漆を塗った本来の姿で初めて巡行する。昨年は新調した際の風習にのっとって塗装前の「白木」の状態で担がれた。4日は黒塗りの奉燈に絵を飾る作業が行われ、若衆は「ようやく完成した奉燈を見せることができる」と本番を心待ちにした。

 西2区の奉燈は高さ約13メートル、重さ約2トンで、2020年に35年ぶりに新調された。コロナ下で20、21年は神事のみとなり、22年はルートを制限した中で巡行した。昨年11月に約1カ月半かけて黒い漆を塗り、町内の格納庫に保管していた。

 奉燈を本来の姿で巡行するのに合わせ、運行責任者である支部長の竹田一平さん(29)は奉燈に飾る絵も新調することを決め、40年前に父忠則さん(66)が支部長を務めたときの題材を復活させた。平安中期の武将渡辺綱(わたなべのつな)が羅生門(らしょうもん)の鬼を退治する様子で、西2区の石倉哲也さん(37)が縦4・5メートル、横1・6メートルに描いた。

 竹田さんが支部長を務めるのは初めて。過去3年は通常開催ができなかったことから、他の地区では周囲の理解を得て支部長の任期を延ばすケースもあるが、前支部長の西田起郎(きろう)さん(30)は「町内の皆さんに奉燈を披露できて満足した」と、昨年限りで支部長を交代した。

 バトンを受け取った竹田さんは「西田さんは『支部長は一生に一度』という伝統にこだわった。その心意気をつなぎ、最高の祭りにしたい」と意気込んだ。

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