新型の耐熱客車

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富山県 立山黒部アルペンルート 鉄道

新型蓄電池機関車を2台導入 24年観光開放の「黒部ルート」、耐熱客車も10両

北日本新聞(2023年8月5日)

 関西電力は、2024年6月から観光客向けに開放される「黒部ルート」の上部軌道(全長約6・5キロ)に、新型の蓄電池機関車2台と耐熱客車10両を導入する。非常脱出口を設けるなど安全性を高め、一般開放に備える。

 黒部ルートは来年6月から「黒部宇奈月キャニオンルート」として一般開放される。これに伴う安全対策工事が現在行われており、その一環として車両の更新を決めた。

 既に耐熱客車3両が納車され、残りは23年度内に納車される予定。その後、走行試験を行い、安全性を確認する。

 耐熱客車は11人乗りで、高さ1・99メートル、幅1・67メートル、長さ3・59メートル、重さ2500キロ。トンネル内で火災などの災害が発生した場合に速やかに避難できるよう非常脱出口を設けた。黒部ルートでは、硫黄の臭いや熱気が立ちこめる「高熱隧道(ずいどう)」を走るため、耐熱構造になっている。機関車は、自動列車停止装置と緊急列車停止装置を装備している。

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