南信州の日本ナシを使ったケーキやドーナツなどを紹介する店主たち

南信州の日本ナシを使ったケーキやドーナツなどを紹介する店主たち

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ナシの魅力、菓子と料理で発信 飯田下伊那の13店が開発 期間限定で販売

信濃毎日新聞(2023年8月25日)

 飯田下伊那地域の菓子店など13店は、南信州産の日本ナシを使った菓子や料理の提供を始めた。県やみなみ信州農協(本所・飯田市)などによる「日本なし産地再生プロジェクト」の一環。地元の日本ナシの魅力を地域や観光客に向けて発信する狙い。

 店主らによると、ナシは水分が多いため加工が難しく、県内には土産品の原料で扱う例は少ないという。プロジェクトのメンバーが今春、菓子店などに商品開発を呼びかけ、ナシの収穫時期に合わせて販売を開始した。

 完成した商品は大福やタルト、ケーキなど17種類。飯田市育良町の「ノエル洋菓子店」は、ナシのコンポートをミキサーで刻み、シフォンケーキの中に入れた。店主の宮沢忠さん(63)は「各店舗が協力したキャンペーンを通じて、ナシの魅力が広く伝わってほしい」と期待していた。

 10月31日まで。期間中、参加店の前にのぼり旗を置くなどしてPRする。

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