軽井沢町の軽井沢プリンスホテルスキー場で8日、11月1日の今季オープンに向けた人工雪づくりが始まった。色づき始めた紅葉のそばで、高さ約4メートルの雪の山が次々と出来上がった。
全16コースのうち、最初にオープンする全長約400メートルの「くりの木コース」「プリンスゲレンデ」で、担当者5人が午前9時から造雪機8台を稼働。水を氷点下25度で結氷させ、散布する仕組みだ。この日の早朝の気温は5度程度まで下がったが、日中の日差しで解け出すため、シートで覆った。1日当たり約450トンの雪をつくれるという。
今年は、昨年より2日早いオープンのため、雪づくりも2日早く始めた。造雪機は24時間態勢で、来年1月上旬にかけての全コースオープンまで連日稼働する。リフトの稼働準備も進めている。ゲレンデ管理を担当する小野巨稔(きよとし)さん(44)は「暖冬傾向だが、常に雪の心配がないよう、シーズンを通し態勢を整えていきたい」と話していた。
軽井沢プリンスホテルスキー場によると、シーズン中は昨季より2万人多い、31万人の入り込みを目指している。