麺屋Aishinの「鬼殺の麻婆麺」=新潟市東区河渡本町

麺屋Aishinの「鬼殺の麻婆麺」=新潟市東区河渡本町

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辛さとうまさ爆発「鬼ラーメン」で新潟県民の心に火を付けろ! 支出額"日本一"奪還へ企画、11月12日まで県内10店舗で提供

新潟日報(2023年10月12日)

 新潟のラーメン業界を盛り上げようと、一味唐辛子を使った辛いラーメンを提供する「鬼ラーメンプロジェクト」が、11月12日まで県内4市町の10店舗で展開されている。各店は新潟市秋葉区新町の香辛料製造・卸「大祐」の一味唐辛子「鬼殺し」を使用。「あっさりしょうゆ」「濃厚みそ」「長岡ショウガじょうゆ」「燕背脂」「三条カレー」の「新潟5大ラーメン」とは異なるラーメンで、地域の活性化を狙う。

 2022年の家計調査で、新潟市の中華そば(外食)の世帯支出額が全国2位となったことから、1位奪還を目指す動き。三条市の神職で、ラーメン好きが高じてプロジェクトを企画した 三上正行さん(45)は、「参加店舗に新しい味に挑戦してもらい、消費の機会を増やしたい」と狙いを語る。

 プロジェクトに当たり、三上さんは約100人にアンケートを実施。辛いラーメンを求める声が多かったことから、新潟市の企業である大祐の「鬼殺し」シリーズを使うことにした。独自の加工技術で細かく砕かれ、スープになじみやすい特徴があるという。

 参加するのは新潟市や三条市などのラーメン店10店舗。各店は風味豊かな「焙煎鬼殺し」か、その2・5倍の辛さを持つ「超鬼殺し」を使い、新たなメニューを考案した。

 麻婆麺が看板メニューの新潟市東区の麺屋Aishin河渡本店では、「超鬼殺し」を約20グラム使った「鬼殺の麻婆麺」(1100円)を提供中だ。一口すすった瞬間、辛さが口の中に一気に広がり、とろみのある麻婆餡(あん)は保温性があり辛さが後を引く。おいしく食べることができる限界の辛さを突き詰めたという一品だ。 店長の笠原義貴さん(37)はプロジェクトについて「遊び心ある面白い取り組み。辛さにチャレンジしたい人は、ぜひ食べに来てほしい」と話した。

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