軽井沢町を主要な舞台に、住民の交流などを目的とした初の芸術祭「かるいざわざわざわ2023」が23日まで開かれている。施設や店舗を会場に、展示やワークショップなど約50カ所に上る催しを展開。実行委員会は「公式ガイドブックを手に周遊してみて」とPRしている。
会場は軽井沢町や御代田町など広域にわたる。絵画のワークショップや絵本の読み聞かせ、ライブなどのほか、庭や農園を開放し、来場者らが語り合う趣向もある。
実行委は、自転車や徒歩で周遊する際に憩いの場にしてもらおうと、軽井沢町内16カ所にベンチを設置した。5日と18日の午後6時半からは、軽井沢町内の「KaruizawaCommongrounds(カルイザワ・コモングラウンズ)」内の書店で交流会形式の「ざわざわトーク」も開く。参加費600円(ワンドリンク付き)で事前に実行委に申し込む。
公式ガイドブックは軽井沢町内を中心に公共施設などに置いている。実行委員の小出恵さん(52)=軽井沢町=は「さまざまな出会いが活力を生むことにつながればいい」と話している。芸術祭の詳細は実行委のホームページで紹介している。