羽咋市寺家町の能登大社焼窯元で、来年の干支(えと)「辰(たつ)」にちなんだ置物作りが最盛期を迎え、2代目窯元で北國新聞文化センター講師の礒見篤介さん(73)が制作に精を出している。
地元の赤土を使った置物は大小2種類で、大きい方は高さ23センチ、奥行き25センチ、幅8センチ。10月上旬から制作に取り掛かり、ひげや角など竜の力強さを繊細に表現した。来週にも焼き上がる予定で、県内外で順次配送する。
礒見さんは「竜のように運気が舞い上がる新年になるよう願いを込めた」と話した。約100個をめどに年末まで作業を続ける。