16日に羽咋市の気多大社で営まれる国重要無形民俗文化財「鵜祭(うまつり)」の主役となるウミウ「鵜様」を神社まで運ぶ鵜捕部(うとりべ)が7日、ウミウを捕まえる鵜捕主任の小西寛之さん(61)=七尾市鵜浦町=方に鵜様を運ぶ籠を届け、成功を願った。小西さんは8日から捕獲を始める。
鵜捕部は鵜浦町の約20軒の住民が交代で務めており、今年は磯野晴夫さん(65)、小森一平さん(43)、岡野克之さん(46)が2泊3日かけて、鵜様が入った籠を気多大社に届ける。
小西さんは長男達矢さん(36)とともに、鵜浦町の崖で捕獲に挑む。小西さんは「昨年は捕獲できなかったので、今年こそ鵜様を届けたい」と意気込んだ。