夢や目標に向かって頑張る受験生らを応援しようと、ＪＲ東日本長野支社の小海線統括センター（佐久市）は１２日、期間限定の「ハイレール神社」をＪＲ小海線の中込駅（同）に建立した。小海線の観光列車「ＨＩＧＨ　ＲＡＩＬ（ハイレール）１３７５」と志望校に「入（はい）れーる」を掛け、２０１９年から受験シーズンに設置。５年目の今季は園児が作った応援メッセージボードを初めて設けた。

　中込駅では小海線列車が坂を上る際に使う滑り止めの砂が入った「はいれ～る御守(おまも)り」とスタンプを押す台紙がもらえる。１１日に建立した野辺山駅（南牧村）の神社も参拝してスタンプを二つ集めた人に、合格への「はし」渡しの意味を込めた箸と特製お守りを中込駅でプレゼントする。

　中込駅には、佐久市の中込第一保育園の園児が桜の木を描いたボードを神社の隣に据えた。受験生らを応援するメッセージをカードに書いて貼ってもらう。絵馬を奉納できる場所も初めて設けた。

　中込駅であった建立式では、統括センター社員１５人と伴野健一宮司が受験生らの合格を祈願した。センター主任の渋谷和宏さん（４６）は「一丸となって応援するので夢や目標をかなえてほしい」と話した。来年３月２５日まで。