伊那市西春近の深妙寺(じんみょうじ)でアジサイが咲き始めた。「あじさい寺」として知られ、境内には約200種、2500株ほどが植わる。梅雨空の17日は30種類ほどが彩りを添え、時折雨がぱらつく中、訪れた人たちを楽しませた。
12年前から施肥や消毒、剪定(せんてい)など1年を通して管理している北村喜男さん(71)=駒ケ根市赤穂=によると、今年は春先の陽気で開花が1週間ほど早まった。これから咲き始めるアジサイも多いといい、「咲き始めから終わるまで日々色が変化していく。何度も訪れて楽しんでほしい」と話していた。
花は7月上旬ごろまで楽しめるという。