アルピコ交通(松本市)は19日、松本市の松本バスターミナルと白馬村のスキー場を結ぶ新たな路線「特急バス松本―白馬線」の運行を始めた。1日1往復で、松本からスキー場まで客を乗せ、同村から市内への誘客も狙う。雪不足の影響もあり初日の利用者は2人だけだったが、同社は今後の利用者増に期待した。
午前7時にターミナルを出発し、同村内の各スキー場を経由して、同9時12分に白馬八方バスターミナルに着く。この日は途中の松本インター前で2人が乗り、往復した。
同社は、滑走可能なゲレンデが限られるため初日の利用者が少なかったとみており、営業企画課の上嶋圭介担当課長(35)は「全面滑走できれば利用客は増える」と今後の積雪に期待を寄せた。
予約制で運賃は利用日によって異なり、片道1500〜1800円(小学生以下半額)。来年の3月末まで運行する。電話予約はアルピコ交通の松本予約センター(電話0263・35・7400)へ。