古美術品や古道具を扱う福井県内外の骨董(こっとう)業者が集まった展示販売会「第36回越前骨董」が2日、福井市の県産業会館で始まった。各業者が提供した骨董品の売り上げの一部を寄付するチャリティーコーナーもあり、来場者は掘り出し物を求めて買い物を楽しんでいた。5日まで。
県内外の約40業者でつくる実行委員会が年2回開いている。掛け軸や陶器、アクセサリー、古銭、天然石など約40店のブースが並んだ。初日の出や干支の掛け軸、鶴や亀の置物といった縁起物が目立ち、正月ムードを演出している。
骨董品の価値や保管方法、使い方に関する質問に専門業者が答えるコーナーも設けられた。実行委は「店側との値段交渉も楽しみのうち。お気に入りの逸品を探してみて」と来場を呼び掛けていた。