アルピコグループの持ち株会社、アルピコホールディングス（ＨＤ、松本市）は５日から、タイの有名タレント２人を相次ぎ県内に招く。県観光部国際観光推進室や各地の観光関連団体と協力し、体験型観光施設などを案内。交流サイトのフェイスブックを中心に信州の冬の観光情報を発信してもらい、タイからの観光客増加につなげる。

　来県するのは、歌手や俳優、作家として活躍し、昨年６月にも招いたナット・サクダトーンさんと、今回初めて招待する女優で歌手のヌーナーさん。ナットさんは５〜８日、ヌーナーさんは１０〜１３日の日程で訪れ、安曇野市の観光施設や長野市の善光寺、下高井郡山ノ内町の地獄谷野猿公苑などを視察する。滞在中はグループが運営するホテルを中心に宿泊する。

　アルピコグループは２０１３年１１月にタイの首都バンコクに初の海外誘客拠点を開設するなど同国での情報発信に力を入れている。アルピコＨＤは「信州全体の冬の魅力をＰＲするため、今回は県や各地の観光団体と協力した。グループの認知度も高め、海外誘客を強化したい」（経営企画部）としている。