上田市の民間事業者らでつくる「大河ドラマ『真田丸』上田市推進協議会」と同市、NHK長野放送局は21日、「真田丸」のテーマ曲などのコンサートを同市の交流・文化施設「サントミューゼ」で開いた。主人公・真田信繁(幸村)の生涯のパートナー・きりを演じている女優の長沢まさみさんがゲストで登場し、約1200人の聴衆と共に聴き入った。
群馬交響楽団(群馬県)が挿入曲「絆」のほか、スメタナの交響詩「わが祖国」から「モルダウ」などクラシックの名曲を演奏。信繁の父昌幸が、1583(天正11)年に上田城を築城した際に奉納したとされる上田市指定無形文化財「常田獅子」の演舞が、地元保存会によって披露された。
長沢さんはバイオリンソロが印象的なドラマのテーマ曲を聴き、「この曲が好きで、聴きに来るのが楽しみだった。感無量です」。常田獅子の演舞に出演した同市東小学校5年の伊藤琢人君(11)は「演劇をやっているので、怒ったり喜んだりしているドラマのシーンは勉強になる」と話していた。
コンサートの様子はNHK総合テレビで26、28日に放送される。