たたら製鉄で使われた炉のレプリカを見学する細呂木小5年生=3月19日、福井県あわら市指中

たたら製鉄で使われた炉のレプリカを見学する細呂木小5年生=3月19日、福井県あわら市指中

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古代に「たたら」製鉄で使われた炉が完成間近 あわら市の「細呂木製鉄遺跡」ミニパーク

福井新聞(2019年3月23日)

 福井県あわら市指中の市指定文化財「細呂木製鉄遺跡」周辺に整備中のミニパークに、古代から近世に「たたら」と呼ばれる製鉄で使われた炉のレプリカが姿を現した。「ふいご」という風を送る部分ができれば完成。ミニパークは5月のオープンを目指している。

 炉のレプリカは粘土やセメントなどで作り、高さ約1・5メートル。1メートル四方の内部には、本物の炭を壁面に埋め込むなどして雰囲気を出し、鉄が溶け出るたまり部分も再現している。

 今月19日には、たたら製鉄の技法を学びに訪れた同市細呂木小5年生にお披露目された。

 レプリカは2月末から作り始めた。解説パネルも設置した上で、完成は4月になる見通し。整備している「たたら製鉄遺跡保存会」の藤川龍七会長は「レプリカでたたら製鉄をイメージしやすくなる」と話している。

 ミニパークでは、4基の製鉄遺構に大屋根を取り付け、製鉄の手順を解説する看板を設置、実演コーナーも設ける予定。

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