北陸三大祭りの一つ「三国祭」で、福井県坂井市の三国町旧市街地を巡行する人形山車の展示が5月16日、各山車蔵で始まった。巡行日の20日を除いて21日の祭り最終日まで、高さ6メートルを超える勇壮な山車を間近で鑑賞できる。
祭りは19日に開幕する。今年は森町区の「楠木正行」、玉井区の「浅井長政」、喜宝区の「鏡獅子」、上横・竪区の「前田慶次」、上台区の「連獅子」、三国祭保存振興会の「源頼光 決戦大江山」の計6基の山車が巡行する。
玉井区は人形師の岩堀雄樹さんが製作。3年前の前回から続く長政3部作の2回目で「姉川の戦い」の様子を表した。軍配と刀を手に合戦に臨む表情は勇ましく、刀のさやが後方に伸びるなど全ての角度から臨場感が楽しめる。
展示は、18日までは午前10時~午後6時。19、21日は午前10時~午後9時。荒天のときは見られない場合がある。