国内外の名車や旧車が集結する「フレンチ・トースト・ピクニック(FTP)2019」(福井新聞社後援)が5月26日、福井県あわら市金津創作の森で開かれる。今年は「シトロエン生誕100周年記念大会」として、フランスのシトロエン社が発売した車種を中心に全国から約100台が集う。
目玉は1919年製の「フォードT型ツーリング」と1936年製の「シトロエン7CVカブリオレ」。
フォードは坂井市の男性(74)所有の米国車。量産型大衆車として当時、1万5千台生産された。価格を下げるため、運転席のドアをなくし、黒一色で仕上げている。ホイールは木製で、ハンドル部分にアクセルがある。
7CVカブリオレは石川県の日本自動車博物館に所蔵されている一台。世界で初めて前輪駆動の実用車の大量生産に成功して一躍有名になった車で、低重心のモノコックボディーなどが当時画期的だったという。
FTPは、県内外の自動車愛好家でつくる実行委が毎年企画し、20回目。フランス車やイタリア車があわら温泉街、坂井市三国町など約40キロを周遊するピクニックラリー、クラシックカーの展示などがある。シトロエンのイラスト画で知られ、昨年3月に亡くなった画家の今村幸治郎さんの追悼個展も開かれる。
午後4時まで。問い合わせは実行委員会の伊藤さん=電話090(3767)2356。