長野市の茶臼山動物園は26日、昨年6月に生まれ、繁殖のため近く県外の動物園に移されるアムールトラ2頭のお別れイベントを開いた。2頭の体重を当てる催しもあり、見納めに訪れた家族連れらが健やかな成長を願った。
2頭は雄の「ミタケ」と雌の「ホタカ」。ミタケは27日に石川県能美市のいしかわ動物園へ、ホタカは6月に静岡県裾野市の富士サファリパークへ出発する。2頭と同じ昨年6月に生まれた雌の「アヅミ」は茶臼山動物園に残る。
ミタケの体重当てクイズは5月中旬の体重が60キロ台だったと職員がヒント。来園者は配布された紙に予想体重を記入した。体重は63キロ。正解者はおらず、前後の体重を予想した人にアムールトラの縫いぐるみなどが贈られた。