長野、群馬県境の浅間山(2568メートル)で12日、初冠雪が観測された。平年より15日遅く、昨年より22日遅い。
前橋地方気象台(前橋市)によると、12日朝にかけて冬型の気圧配置となり、上空に寒気が流れ込んだ。長野県側では11日午後に雪化粧した山が見えたが、同気象台からは確認できず、12日午前に目視で冠雪を観測したという。
浅間山は噴火警戒レベルの引き下げに伴い、7日に登山規制が緩和されたばかり。浅間連峰地区山岳遭難防止対策協会救助隊員の柳田住吉さん(68)=小諸市西原=は「下で風がなくても山の上は風が強い可能性もある」と強調。冬山の準備を万全にするよう登山者に呼び掛けている。