人気ネットゲームにちなんだ資料展「ゲームとつながる福井の歴史」が、福井県福井市の福井県文書館で開かれている。福井の城やゆかりの刀剣にまつわる16点が並ぶ。2月19日まで。
2017年度に開いた資料展の第2弾。ともに城や刀を擬人化したキャラクターが人気の「御城プロジェクト:RE ~CASTLE DEFENSE~」と「刀剣乱舞」が題材で、ゲームに登場する城や刀剣の歴史を伝える資料やパネルを展示した。
「御城-」のコーナーでは、戦前の丸岡城天守を写した絵はがきや金ケ崎城の歴史書などを展示。福井城を築いた結城秀康に関する江戸期の資料には、名刀「石田正宗」や「稲葉郷」を入手した経緯が書かれている。ゲーム運営会社の協力でキャラクターのパネルも並べた。
「刀剣乱舞」では、秀康も所有した天下三名槍(めいそう)の一つ「御手杵(おてぎね)」など5振りに関するものを展示。所在不明となっている「小狐丸」にまつわる資料には、福井に所在するといううわさを聞いた江戸幕府が福井藩に調査を命じた記録が残されている。
午前9時~午後5時。期間中の月曜と1月23日は休館。