秋の紅葉シーズンを前に、福井市の国名勝、養浩館庭園で10月2日、ライトアップが始まった。色づき始めたモミジや築山が池に映り込み、日中とはひと味違う雰囲気を醸している。
庭園は約50基の照明に照らされ、外壁には来園者を誘導するようにあんどんも設置された。虫の音や時折コイの跳ねる音が響く幻想的な空間に、来園者は見入っていた。市内から訪れた男性(60)は「ほんのりモミジが色づいて、秋の訪れを感じる。天気も良いし写真に収めたい」とカメラを構えていた。
ライトアップは11月23日までの金土日曜と祝日、祝前日の午後5時から同8時半(入園は同8時まで)。入園料は220円(中学生以下、70歳以上無料)。10月17、18日は宝永地区の児童や住民が手作りしたあんどんを展示する。問い合わせは市文化振興課=電話0776(20)5367。