立山黒部アルペンルートは4月15日の全線開通に向け、高原バス道路の天狗平(標高2300メートル)近くまで除雪が進んでいる。15日は青空の下、雪原に美しい曲線が刻まれていた。
除雪区間は美女平(同977メートル)-室堂(同2450メートル)の約23キロ。2月16日に始め、美松(同2030メートル)まで1車線分が完了した。
15日の室堂の積雪量は5・8メートルで、昨年同時期の6・7メートルより90センチ少ない。新型コロナウイルスの影響が続く中、立山黒部貫光は「全線開業50周年の節目であり、安全安心な運行に向け準備したい」としている。