中能登町の農事組合法人「能登やまびこ」は15日、同町春木で地元産春キャベツの直売所を開いた。観光農園の開設に向けて試験的に栽培したもので、住民が収穫体験を楽しんだ。
同法人は、町の長期滞在型観光を推進する「なかのとスローツーリズム協議会」と協力し、観光農園の開設に向けて取り組んでいる。昨年は第1弾としてトウモロコシを栽培し、園児の収穫体験などを行った。
今年は、約10アールの畑にキャベツを植え、約3千玉の収穫を見込んでいる。収穫後にはトウモロコシや枝豆を植え、7月ごろから収穫体験を予定している。
稲葉清弘理事(62)は「里山での農業の楽しさを体験してもらい、中能登の良さを知ってもらいたい」と話した。直売所は22日ごろまで開く。日程などの詳細は同法人のホームページまで。