福井県福井市の平安時代の歌遊びを再現する「第11回越前朝倉曲水の宴」が、10月8日に開かれることが決まった。同月の一乗谷朝倉氏遺跡博物館開館記念として位置付け、3年ぶりの開催となる。
今月5日夜に市内で開かれた実行委員会の会合で開催概要を決定。雨天時は10月9日に順延する。新型コロナウイルス感染対策として、平安装束に身を包んで歌を詠む「宴者」は例年の半数の男女3人ずつとする。お題の「健やか」の歌と合わせ、7月中旬ごろから募集する。
西藤会長は「継続は力なりということに尽きる。今後もそれを念頭に頑張っていきたい」とあいさつした。会合ではこのほか、朝倉氏遺跡保存協会長で実行委副会長の岸田さんが会長代理に就くことなどを承認した。
越前朝倉曲水の宴は節目となる2019年の第10回開催以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続で中止していた。