福井県あわら市の金津創作の森美術館で開かれている企画展「呼吸するダンボール」(福井新聞社共催)の関連イベントとして、造形作家の玉田多紀さんが8月20日、ミュージアムクルーズと題し作品を解説する。
玉田さんは、柔らかくした段ボールでつくった土台に、薄く剥がした段ボールの紙を幾重にも張り重ねて陸や海の生き物を制作。作品はリアルで、独特の質感をまとっているのが特徴だ。
企画展ではクジラやジンベエザメ、恐竜など最大で全長10メートルもある大型作品のほか、かわいい動物のお尻などをモチーフにした作品約80点を展示。ごみに埋もれた海から顔を出すクジラの姿もある。
作品解説は同日午後2時から。玉田さんが作品作りのエピソードや思いなどを披露する。同美術館は「身近な素材の新たな発見、造形の楽しさが感じられる内容になっている。親子で楽しんでいただければ」としている。企画展は28日まで。