辰野町内の遊休農地で育てたヒマワリの油「ほたるの里ひまわり油」が、今年も完成した。農地の荒廃を防ぎ、景観保全につなげようと「辰野町ひまわり栽培の会」が始め、5年目。1本200グラム入り700円で、約千本を用意した。毎年すぐに売り切れるほどの人気といい、来年1月5日に販売を始める。
会員は町職員や元農業委員ら約20人。「ほたる童謡公園」や国道153号沿いなど4カ所計約1ヘクタールの農地でヒマワリを育てている。オレイン酸が豊富で酸化しにくい搾油用の品種「春リンゾウ」で、無農薬、無添加がこだわりだ。
天日干しして脱穀し、富士見町内の搾油所で製品化。独特の香りを生かすため火を通さずに使うのがお薦めといい、ドレッシングやマヨネーズなどのレシピを付けて販売する。
町産業振興課の窓口、たつのパークホテル、町社会福祉協議会ボランティアセンターなどで購入できる。ふるさと納税制度で1万円以上寄付した人への特典にもなっている。問い合わせは同課(電話0266・41・1111)へ。