3月14日の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸を前にJR東日本(東京)が5日に開いた報道関係者向けの試乗会では、新型車両のE7系がJR長野駅(長野市)と金沢駅(金沢市)を1時間余で結んだ。在来線の乗り継ぎだと約3時間半かかる時間が大幅に短縮され、新幹線の効果があらためて浮き彫りになった。7、8日に開かれる一般向け試乗会には定員の77倍の応募があるなど、延伸開業への期待が高まっている。
一般向け試乗会は長野―金沢間で行い、長野発と金沢発を両日1本ずつの計4回実施。いずれも片道1時間10分弱で運行し、金沢駅や長野駅には30分程度停車する。JR東日本とJR西日本は昨年12月に8日間募集を受け付け、計2800人の募集枠に21万6319人(応募件数8万5407件)の応募があった。
14日には、延伸開業日の3月14日の指定席券の販売も始まり、開業に向けた準備も大詰めを迎えている。