初の打ち合わせで「故郷」を歌う長野や富山の合唱団

初の打ち合わせで「故郷」を歌う長野や富山の合唱団

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合唱でつながる沿線4県 8月長野で合同コンサート

信濃毎日新聞(2015年2月18日)

 県内の合唱の愛好家でつくる「唱歌と童謡を愛する会」が北陸新幹線(長野経由)金沢延伸を記念して、石川、新潟、富山の各県の合唱団と8月、合同コンサート「童謡の集い」を長野市内で開く準備を進めている。総勢650人ほどが集う計画で、各合唱団が歌を披露するほか、来場者を含む全員で新幹線駅の発車メロディーを歌う。

 コンサートに向けて17日、同会と新潟県上越市の女性でつくる「三和(さんわ)童謡の会」、富山県射水市の「小杉童謡の会」の3合唱団の代表者ら計13人が長野市のホテルに集まり、初の打ち合わせをした。ほかに金沢市の合唱団が参加する予定で、新潟県糸魚川市の合唱団にも参加を呼び掛けている。

 この日は、オープニングで長野市出身の作曲家草川信(1893〜1948年)の「汽車ポッポ」を歌うことを決めた。第1部は各合唱団がそれぞれ2曲ずつ披露。第2部では、同市出身の作曲家海沼実(1909〜71年)が創設した児童合唱団「音羽ゆりかご会」(東京都)が発表する。終わりに発車メロディーである飯山駅の「故郷(ふるさと)」や糸魚川駅の「春よ来い」を歌う。

 唱歌と童謡を愛する会の山本欣一会長(71)=長野市富田=は、各地で駅の発車メロディーに唱歌や童謡が使われていると知り、沿線の合唱団をインターネットで探して呼び掛けた。山本会長は「歌で沿線の地域をつなぎたい」としている。合同コンサートは8月23日、長野市若里市民文化ホールで開く予定。

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