信濃毎日新聞社は、14日に金沢まで延伸開業する北陸新幹線(長野経由)の長野―金沢間の沿線にあり、魅力的な自然や歴史を持つ100の山々を解説した「北陸新幹線沿線百名山」=写真=を出版した。新たに指定される妙高戸隠連山国立公園を含む四つの国立公園があり、延伸でさらに身近になる北陸地方を訪れる参考に―と企画した。
長野市の自然写真家、栗田貞多男さん(69)ら県内の山岳写真愛好家が「新幹線の駅や高速道インターチェンジから登山口まで約50キロメートル以内」「整備された登山道がある」などの基準で100山を選び、1年かけて取材。新潟、富山、石川県の山岳会関係者も監修した。
本では、山ごとに標高差や代表的なコースの所要時間などを記し、必要な体力度、技術度、危険度をそれぞれ3段階で表した。白山(石川・岐阜県境、2702メートル)では白山信仰など、歴史や文化、動物についてのコラムや、地元住民による山の見どころ紹介も載せている。
B5判、オールカラー128ページ。税込み1944円。県内の書店や信毎販売店で扱っている。問い合わせは信濃毎日新聞社出版部(電話026・236・3377)へ。