北佐久郡立科町の津金寺(つがねじ)境内にある自然探勝園で、淡い紫色のカタクリの花が見頃になっている。約2万株が眺められ、見物客から「癒やされる」と声が上がっている。
矢崎大祐住職(43)によると、6日ごろ咲き始め、9日に見頃に。来週中は楽しめそうという。同寺が昭和40年代から檀家(だんか)の協力を得て裏山の下草を刈り、カタクリが増えやすい環境をつくってきた。
見頃の間、「カタクリ・山野草まつり」を催し、茶屋も設ける。矢崎住職は「檀家さんと手作りで続けている。雰囲気が好きだと言って毎年来てくださる方が多い」と話す。
まつりは午前9時〜午後4時。期間中の入園は、環境整備協力金として300円が必要。開花情報は同寺(電話0267・56・0505)へ。