諏訪市の中心市街地の並木通りに今年も巨大なちょうちんが登場した。地元商店主ら有志でつくる「かみすわ大提灯(おおぢょうちん)保存会」が、通り沿いのケヤキの木に6基飾り付けた。ちょうちんは9月上旬までの毎晩、柔らかな光を放つ。
ちょうちんは高さ約3・2メートル、直径約1・8メートル。和紙を貼った表面には地元の高校生らによって「青雲」「ようこそ諏訪へ」などと書かれている。飾り付けは半世紀以上続くが、長年製作を担った保存会が会員の高齢化で2年前に解散。地元有志が今年新たに立ち上げたかみすわ大提灯保存会が引き継いだ。
保存会会員らが慎重にちょうちんをつり上げて、取り付けた。保存会代表の藤森優(ゆたか)さん(49)は「新たな保存会として初めての飾り付けができてうれしい。雰囲気がぐっと出た夜の並木通りを楽しんで歩いてほしい」と話した。
ちょうちんの点灯は午後6時から翌午前0時まで。