下諏訪町東町下の旧商家「伏見屋邸」の室内に、包装用リボンで作った「リボン金魚」が今年も飾られ、訪れる観光客らを楽しませている。落ち着いた雰囲気の古民家で、彩り豊かな金魚が風にゆらゆらと揺れ涼しさを演出している。
岡谷下諏訪広域シルバー人材センターの下諏訪手芸同好会のメンバーが製作し、10年ほど前から毎夏飾っている。住民や観光客に好評で、伏見屋邸の夏の風物詩という。
糸でつり下げられた金魚は淡いピンク、緑、青、赤色など。退色や破損したものもあり今年は150個以上を新しくした。
伏見屋邸スタッフの野沢邦臣さん(79)は「旧家とリボン金魚のコントラストが魅力。これを機に伏見屋邸、さらには下諏訪町を知って楽しんでほしい」と話していた。リボン金魚は9月末まで飾る予定。入場無料。月曜休み(祝日の場合は開館し、翌日が休み)。