長野市中心部の中央通りで3日、よさこい踊りを披露する「NAGANO善光寺よさこい」があった。商店街関係者らの実行委員会が、善光寺御開帳に合わせて街を盛り上げようと初めて企画し、県内外から22チームの計400人余が参加。歩行者天国の路上で、善光寺に参拝した昔の人の心象風景を題材に創作した曲「切り火」を全員で披露した。
切り火は「さぁ~さぁ 行きましょ 極楽へ」などの歌詞で、参加者はにぎやかな曲調に合わせて踊った。沿道に多くの人が詰め掛け、カメラを構える人が目立った。終わると大きな拍手が起きた。
チームごとの演舞の披露もあった。善光寺参拝後に見た栃木県真岡市の会社員川上義博さん(57)は「にぎやかな音につられてきました」。参加した岡谷市を拠点とするチーム「無限翔風」代表の会社員岩波智成さん(47)=下諏訪町=は「にぎやかな中で踊れて気持ちが盛り上がった」と話していた。
実行委は来年以降も続ける方針。委員長で北石堂町商店街振興組合理事の井川誠さん(60)は「年を追うごとに内容を充実させたい」と意気込んでいた。