仏教の開祖である釈迦(しゃか)の誕生と、子どもの健やかな成長を願う「仏都花まつり」が5日、長野市の中心市街地であった。市内の寺院でつくる市仏教会が「こどもの日」に合わせて開催。メーン行事の稚児行列には就学前の子どもら約270人が参加し、保護者と一緒に善光寺参道を練り歩いた。
華やかなはかまに身を包んだ子どもたちは、同市西後町の本願寺長野別院に集合。中央通りを通って善光寺に向かうと、御開帳の参拝客らから「かわいい」などと声が上がった。善光寺に到着すると、釈迦が生まれた時に空から甘い雨が降った―という言い伝えにちなみ、境内に用意した小さな釈迦像に甘茶をかけ、釈迦の誕生を祝った。