長野市の歴史や文化に関する知識を問う「NAGANO検定」の実行委員会は11日、第3回検定と、より難度の高い第2回「検定チャレンジ」を、10月25日に同市若里の信州大工学部で開くと決めた=写真。市内で開いた実行委総会で、本年度事業計画案を承認。7月から受験者を募集する。
北陸新幹線(長野経由)金沢延伸や善光寺御開帳に合わせて長野の「ファン」を育成しようと、昨年2月に第1回検定を開催。同12月には第2回検定と、第1回検定の合格者を対象に難易度を上げた検定チャレンジを実施した。
実行委によると、これまでに2回実施した検定の受験者総数は902人で、合格者は758人。チャレンジの受験者は156人で、合格者は2人だった。この日の総会は、事業所単位の受験を呼び掛けるなどして受験者の増加を図ることを確認した。
検定合格者は、市内美術館の入館料が割り引きになったり、市善光寺表参道ガイド協会に登録できたりする。チャレンジの合格者には記念品が贈られる。受験者向けに8、9月、松代地区や門前町の歴史を学ぶ講座を開く。問い合わせは長野商工会議所内の実行委員会(電話026・227・2428)へ。