福井県の北部に広がる坂井平野は大麦の収穫時期が近づき「麦秋」の風景が広がっている。あわら市清間の田園では21日、近くの伊井こども園の園児が、初夏の風にサラサラと音をたてて揺れる黄金色の"じゅうたん"の間を、楽しげに散策していた。
JA花咲ふくい管内では、約1800ヘクタールの転作田で六条大麦を栽培している。同JAによると、ことしは春先に好天が続いた影響で生育が早い。例年なら収穫は6月に入ってからだが、早い所では週明けにも刈り取りが始まる。
福井地方気象台によると、21日の県内は高気圧に覆われ晴れ間が広がった。日中の気温は福井の22・2度が最も高く、各観測地点で前日より1~5度低くなり過ごしやすい一日となった。