安曇野の田園地帯を駆け抜ける第1回信州安曇野ハーフマラソン(安曇野市や市商工会などの実行委員会主催、信濃毎日新聞社共催)が7日、安曇野市で開かれた。北海道から沖縄県まで全国各地から4921人が参加。豊科南部総合公園を発着点に、農業用水路「拾ケ堰(じっかせぎ)」沿いなどを往復する21・0975キロのコースを力走した。
好天に恵まれ、北アルプスの稜線(りょうせん)がくっきりと見えた。山並みや風に揺れて黄金色に輝く小麦畑などに目をやる参加者が目立ち、安曇野の風景を楽しんでいる様子だった。沿道では市民が小旗を振りながら、「頑張れ」などと声援を送っていた。
男子は茅野市職員の牛山純一さん(31)=茅野市、女子は山梨学院大4年の内山真由美さん(23)=甲府市=が優勝。牛山さんは「北アが一望でき、街中も走るコースで楽しめた」。内山さんは「沿道の応援が歓迎してくれているようで、力になった」と話していた。
開会式では、男子最高齢出場の小木曽芳雄さん(82)=飯田市川路、女子最高齢出場の東城和子さん(75)=愛知県稲沢市=に記念品が贈られた。