上田電鉄(長野県上田市)が募集した別所線の新車両「6000系」の愛称が「さなだどりーむ号」に決まり、上田市の別所線上田駅ホームで13日、記念式典が開かれた。
新車両は上田市ゆかりの戦国大名・真田氏の甲冑(かっちゅう)「赤備(あかぞな)え」をイメージしたデザイン。愛称は全国から354点の応募があり、島根県の高校生佐藤祐也さん(17)の作品が選ばれた。佐藤さんは、真田氏の名前と、同線で運行している「丸窓電車」を模した「まるまどりーむ号」にちなんで考えたという。
式典で同社の今成孝雄社長(59)は、愛称について「真田氏への思いや、夢を乗せて走るという思いを込めて選んだ」と説明。同社と「別所線の将来を考える会」がそれぞれデザインしたヘッドマークを前後に付けた車両を見ながら、くす玉を割るなどして愛称決定を祝った。
式典後は、同会がさなだどりーむ号に乗って車窓の風景やお弁当を楽しもうと企画した「貸切特急運転」の運行もあった。