県は24日、県産農産物と加工品のブランド化を図る原産地呼称管理制度で新たに認定したワインとシードル(りんご酒)の「お披露目会」を、東京都内にある県の情報発信拠点「銀座NAGANO」で開いた。観光情報を扱う首都圏のメディア関係者らに魅力をPRした=写真。
今月8日の審査で認定を受けたばかりのワイン43品とシードル3品が並んだ。ワイナリー(ワイン醸造所)の担当者からブドウの品種や醸造の工夫について説明を聞き、一部を試飲した参加者は「印象に残る味」「宣伝を工夫すれば消費が広がるのでは」などと感想を述べ合っていた。
県は2002年度に原産地呼称管理制度を創設し、ワインはこれまでに900品余を認定している。県内には27社のワイナリーがあり、今も増加傾向という。県農産物マーケティング室は「世界にも通用する品質であることを、より多くの人たちに発信していきたい」と話していた。