しなの鉄道(上田市)は11日、同鉄道北しなの線(長野―妙高高原間)と、えちごトキめき鉄道(上越市)が2日間乗り放題になる「長野―日本海ひすいラインフリーきっぷ」を発売する。3月の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸に伴い、並行在来線をJRから引き継いだ両鉄道による初の共同企画。夏休みに、海水浴や海釣りに出掛ける観光客らの利用を促す狙いだ。
フリーきっぷは、北しなの線全区間と、えちごトキめき鉄道の「妙高はねうまライン」(妙高高原―直江津間)と「日本海ひすいライン」(直江津―市振(いちぶり)間)の全区間で、2日間自由に乗り降りができる。利用可能期間は7月18日〜9月1日で、販売は8月31日まで。えちごトキめき鉄道は、「トキてつ・北しなのフリーきっぷ」の名称で同じ券を販売する。
中学生以上2千円、小学生千円。日本海ひすいライン沿線の「道の駅親不知ピアパーク」や「上越市立水族博物館」といった施設で、割り引きなどの特典を受けられる。
しなの鉄道は、古間を除く北しなの線の各駅と屋代、戸倉、上田、小諸駅で販売する。問い合わせは、しなの鉄道営業課(電話0268・21・4702)へ。