野沢温泉村の野沢温泉スキー場などを運営する会社「野沢温泉」は今夏、長坂ゴンドラリフト山頂の「やまびこ駅」前に木製の遊具を設置した。子どもが遊べる場所を増やし、夏場の入り込み増につなげたいとしている。
遊具は木馬や、アスレチックなど。以前からあったハンモックも新調した。一帯がゲレンデとなる冬季は取り外す。やまびこ駅の標高は約1400メートルで、村中心部に比べ10度ほど気温が低く、同社は「涼しい高原で暑さを忘れて」と呼び掛けている。
同社によると、昨シーズンの冬季(昨年12月〜今年5月)にスキー場を訪れた人は38万人余だったが、夏季(昨年7〜8月)の入り込みは約4千人にとどまり、誘客が課題になっている。同社は遊具設置のほか、ゴンドラからの夜景と星空を楽しむ「ナイトゴンドラツアー」を8月の毎週土曜日に開くなどして、利用者増を目指している。
ゴンドラリフトの料金は往復で大人1200円、中学生以下600円。今夏の営業は8月30日まで。