福井観光コンベンションビューローは7日から、福井の食や歴史、文化を紹介する催し「たのしみは、ふくい。秋」を開く。10月に開館したグリフィス記念館や通称浜町界隈(かいわい)などを会場に、まち歩きイベントや地産食材を使った期間限定メニューの提供などがある。23日まで。
同記念館のオープンと北陸三県の観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン」の一環として初めて開く。
食関連では、「グリフィスマルシェ」(7、14、21日)と銘打ち、グリフィス記念館ふれあい広場で、上庄里芋やとみつ金時など福井産を中心に農産物を販売する。浜町の7飲食店では、これらの農産物を使った期間限定メニューを提供する。
専門家の案内で、歴史や文化を楽しむまち歩きイベントは期間中の土、日曜日に開かれる。22日は、グリフィス記念館や幕末から明治維新の偉人ゆかりの地を巡る(参加費500円)。このほか「越前がにと伝統の味めぐり」(14日、同1500円)、「水ようかん食べ歩き」(21日、同1500円)などがある。
イベントに合わせ、同ビューローでは、まち歩きガイドブック「てくてく日和」を作製し、JR福井駅の市観光案内所などで配布。参加飲食店や土産物店などでお得に使えるクーポン券「幸(ゆき)―FULL TICKET」(1千円)を市内の15宿泊施設で販売している。
同ビューローでは「県外客はもちろん、市民も楽しめる催し。グリフィス記念館を中心とした足羽山、足羽川周辺の魅力を知ってほしい」と呼び掛けている。
事前申し込みが必要なイベントもある。問い合わせは同ビューロー=電話0776(20)5151。